WHOが公表した「精子検査での精液量の目安」と、精子検査に必要な期間についてまとめました。

精子検査の数値はどこの医療機関もWHOの基準値を参考にしているところが多いです。そのWHOの基準値が、精子の現在の状態が良いのか悪いのかを判断する材料になるのですね。

また、その検査を正しく行う為に、3ヶ月という期間も設けられています。一体なぜ3ヶ月という期間が必要なのか?このあたりも気になりますね。

では、さっそく「精子検査の量の目安」と「精子検査の期間」についてご説明いたします。

【精子検査】精液量の目安

以下にWHO(世界保健機関)が公表した精子検査の基準値です。このなかでも精液量についての記述があります。

WHOは精液量の基準値を1.5ml以上必要だと言っていますが、上で示した数値はあくまで“参考程度”です。特に男性の精子の状態は、検査するタイミングで大きく数値が変動します。

項目 基準値
精液量 1.5ml以上
pH 7.2以上
精子濃度 1ml中に1,500万個以上
総精子数 3,900万個以上
精子運動率 32%以上
精子正常形態率 4%以上
精子生存率 58%以上
白血球数 1ml中に100万個以下

WHOは、この基準に達しないからと言って、必ずしも“妊娠できないというわけではない”と言っています。

精液の特徴は男性間でも、個人でも大きく変動しており、カップルの生殖能を間違いなく判断できるものでない。それゆえ、変動範囲はヒトの妊孕性の状態を示すものにすぎない。

引用元: 「ヒト精液検査と手技」WHO・ラボマニュアル5版 翻訳

精子検査に必要な禁欲期間

先に説明したWHOの精子検査基準値は、2日~7日の禁欲期間を設定したうえでの数値です。

完全な精液サンプル、つまり、一人一検体(数回検査の最初の検査)で禁欲2~7日後に採取したものが本解析には用いられた。

引用元: 「ヒト精液検査と手技」WHO・ラボマニュアル5版 翻訳

WHOの数値は一般的な病院でも目安にされているということもありますので、精子検査において、より正確性を求めるなら禁欲期間は2日~7日は必要であると考えられます。

2~7日間の禁欲期間が適当とされていますが、当院では2~3日間の禁欲での検査を推奨しています。

引用元: 精液検査について | 男性不妊検査について | 恵比寿つじクリニック

検査を行う医療機関によっては、2日~3日という期間のところもあり、このあたりは少しの違いがあるということです。なので、検査を受ける際には、禁欲期間についてもしっかりと確
認しておくことが重要です。

精子検査はどのくらいの期間で何回行うのか?

精子検査は3ヶ月の間に2回は行うことが一般的です。

2.精液検査の回数

3ヶ月以内に少なくても2回行います。2回の結果に大きな相違がある場合はさらに検査を行います。



精巣で精子がつくられて射精されるまで約 3 ヶ月かかります。

同じ条件下で正確な検査をするには、あまり長い月日をあけずに検査を繰り返す必要があります。

そのため、2週間以上の期間をあけて数回検査して判断します。

引用元: 精液検査 ~精液の採取に関して – 公益社団法人 愛知県臨床検査技師会

精子の状態は変動が大きいですから、3ヶ月という期間で、2回の測定は必要になってくるのです。

精子は3ヶ月もすれば、新しい精子に変わってしまいます。ただでさえ変動の大きい精子の数値ですから、なるべく近い条件で、多い回数検査したほうが、正確性があるということです。

精子検査で禁欲期間が長すぎるのもダメ?

精子検査での禁欲期間と、検査実施に必要な期間についてご説明しましたが、逆に「禁欲期間を長くして貯めたほうが、精液の量が多くなっていいのでは?」という疑問がありますね。

良く言われているのは、男性の精液は、3日で満タンになるという話しです。

このあたりの確実な証拠となる研究成果は見られないのですが、医療の現場で禁欲期間が2日以上設定されているところを見ると、3日目をめどに精液は満タンになるということなのでしょう。

なので、禁欲期間の長さで精液量が極端に変化するということは考えづらいですね。

それよりも、「禁欲期間が長いと、精子の質が低下する」という研究成果のほうが怖いです。

禁欲期間を0~2日とした場合に正常形態精子が最も多くなりました。一方、正常精子数の検体では、禁欲期間が11日以上で、精子運動率と正常形態精子がともに低下しました。

引用元: ☆精子は ためた方がよい?|松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

禁欲期間が11日以上で、精子の運動率と正常形態精子が低下したという報告は興味深いですね。実は、長い期間精子を出さないでいると、新しい精子を作るためのスペースが少なくなる上に、古い精子が新しい精子に悪影響を及ぼすと考えられるのです。

精子も新陳代謝をしっかりとして、古いものは出して、新しいものに入れ替える必要がありますね。

精子を常にいい状態に保つには2日の間隔で射精するというのがベストなのではないでしょうか?

まとめ

最後にもう一度、精子検査での精液量の目安となる公式な基準値と、検査に必要な期間についておさらいします。

精子検査の量と目安、検査期間について
精液量の目安
1回の射精で1.5ml以上
精子検査に必要な禁欲期間
2日~7日(医療機関によっては2日~3日というところもあります)
精子検査を行う期間
3ヶ月の間に2回検査を行う

正式な機関から発表されているデータではありますが、あくまでも参考です。あまり極端に信じないことが大事です。

精子の状態は常に変化します。このような数字を気にしすぎては、かえってストレスで数値が悪くなる可能性もあります。

実際に旦那さんのストレスから不妊になってしまったという夫婦もいらっしゃいます。

【男性 不妊】夫のストレス軽減で妊娠!【体験談】」この記事では、ストレス解消で男性不妊を解決したという事例をご紹介しています。会社のストレスで精子の活動率が低下して、1年間不妊だったというお話もあり、ストレスと男性の精子の状態は非常に深い繋がりがあるのがお分かりいただけると思います。

精子の質の低下による男性不妊は、生活習慣や、食事を見直すことで大きく改善できるものでもあります。特に、サプリメントで必要な栄養素をカバーするというのは、もはや妊活においても当たり前になってきていますね。

サプリメントによる妊活が当たり前とは言っても、なかなか協力的になってくれない旦那さんは多いです。食事改善も一苦労・・・。

そこでマタスマ!では男のプライドを守りながらサプリを使ってもらう方法をオススメしています。

ぜひトライしてみてください!