やみくもに「生殖医療っていいですよ、安全ですよ、みんなやってますから」と、魔法のように言うクリニックが多いのです。そういったクリニックの場合は、色々と質問をして確かめてみることが大事だと思います

体外、顕微受精成功率が世界ワースト3位

日本の不妊治療、特に体外、顕微授精に関して言うと、その成功率は世界ワースト3位となっています。

最も低いのがドミニカ共和国、ついでイタリア、そして日本となっています。

また、1回あたりの採卵での出生率になると、世界で最下位です。

日本といえば、経済的には先進国ですし、近年の妊活への意識の高まりによって、不妊治療のレベルが高いように感じていました。

正直、意外ですし、ショックな結果でもありますね。

不妊治療成功率が低い2つの理由

日本での不妊治療の成功率が低い理由は2点あります。

高齢化する妊婦

近年では、20~30代の女性でも、仕事上での立場が大きく向上しています。20代、30代の前半は、仕事に没頭してキャリアを築きたいという考えが増えてきています。

こういった理由から、真剣に子作りを考え始めるタイミングがいままでよりも遅くなっているのはまちがいありません。

不妊の原因は女性だけにあるものではないですが、妊婦の高齢化は大きな不妊の要因です。

自然妊娠へのこだわり

不妊治療に移る前に、なんとか自然な形で授かりたい。と思うのは、誰しも同じでしょう。

その結果、本格的な不妊治療に移るタイミングが遅れてしまいがちです。

前に、テレビで益子直美さんが、「自分はスポーツもやっていたし、体は問題ないだろう」と思って、不妊クリニックにいくタイミングを逃したと語っていました。

不妊に対する日本の教育が不足しているのも大きな原因です。学校では、子供を作らない方法は教えてくれますが、子供を作る方法の指導は手薄です。

特に排卵誘発剤の使用が日本は少ないです。欧米諸国では、排卵誘発剤の使用は、不妊治療では当たり前の感覚があります。このあたりの意識の違いも、出生率の違いに大きな差をもたらしていますね。

不妊治療によるリスクも・・・

顕微授精で生まれた子供は、自然妊娠の子供と比較して、自閉症スペクトラムになるリスクが2倍になる。

この研究結果は、米疾病対策センターの大規模疫学調査によるものです。

自閉症スペクトラムは、対人のコミュニケーションに問題を抱える障害です。

正しい不妊治療で成功率アップ

不妊治療においては、積極的にレディースクリニックに通うことで、自分の体の状態を把握することが重要です。

3年間自然に授からなければその後1年間で自然妊娠する確率は非常に低いと考えられています。

タイミングは1年間自然に授からなければ医療機関の受診を考えてみるべきです。

また、年齢が30歳を超えているようであれば、6ヶ月を目安にします。このような基準をもっている医療機関は多いです。